当社製品に関する、お客様よりよく頂くご質問を纏めております。ご不明事項の解決にお役立てください。

アネロパック

角型ジャー

Q取っ手がよく折れてしまうのですが…。折らないようにするための注意点を教えて下さい。

取っ手の脱着時、力が左右に偏らないよう、取っ手の真ん中を持って、両方同時に脱着するようにして下さい。力が偏ると欠けの原因になります。
なお、取っ手の交換や、フタのみの販売も行っておりますので、お問い合わせ下さい。

Q気密性について、不安があるのですが…(嫌気性菌の生えが悪いような気がする、好気性菌が生えてきてしまう)。何か、確認の方法がありますか?

嫌気指示薬を使って時々気密性のチェックをして下さい。パッキングにホコリやゴミが付きますと気密性が低下しますので、時々取り外して洗って下さい。ミゾ部は綿棒等で掃除して下さい。それでも嫌気指示薬の色変わりが悪い場合はパッキングを取り替えて下さい。別売しています。
⇒嫌気指示薬について、詳しくはこちら

Q中試験管が入れられる角型ジャーはないのでしょうか?

角型ジャー標準型を立てて使う方法があります。取っ手の出っ張り分だけ傾きますので、ジャーをささえるラックを用意しています。
⇒角型ジャー・標準型用試験管立てについて、詳しくはこちら 

Q一旦フタを閉めた後、追加の検体が来るケースが多いのですが、フタを開けてシャーレの追加をしても大丈夫ですか?

微好気培養やCO2培養の場合は、一度フタを開けたら新しいアネロパックの剤を入れ替える必要があります(数分でかなり反応が進み能力は低下しますので)。
嫌気培養の場合、剤にかなりの余剰能力がありますので、密閉直後の場合なら剤を入れ替えないで培養を続けることも不可能ではありませんが、あまりお勧めできません。特に嫌気要求度の高い菌の場合、再開封すると空気が入り、O2ゼロになるのに時間がかかってしまいますので、菌が生えなくなることが考えられます。
嫌気要求度のあまり高くない菌で密閉直後(およそ10分以内)にそっとフタをずらし、空気があまり入れ替わらないよう、そっとシャーレを追加していただければ不可能ではないと思いますが、保証はできませんので自己責任でお願いします。
結局、無難なのは開封したら新しい剤を追加して頂くことです。但し、微好気やCO2培養の場合は、新しい剤を追加するのではなく、古い剤を取り出して空気を入れ替えてから新しい剤を入れて下さい。要するに初めからやり直しとなります。嫌気培養の場合は古い剤を取り出す必要はありません。新しい剤だけ追加して下さい。その方が早く嫌気状態になります。

パウチ袋(⇒パウチ袋の商品紹介ページはこちら

製品ページはコチラ

パウチ袋

QWチャック付パウチ袋は何回まで使えるのか?

個体差(バラつき)もあり、使い方にも差がありますので、何回までは使える、という言い方はできません。時々嫌気指示薬で確認して下さい。(実際には何回も使っている施設は結構あります。)
⇒嫌気指示薬について、詳しくはこちら

製品ページはコチラ

嫌気指示薬

Q嫌気指示薬は何回使えますか?

嫌気指示薬は、酸素、炭酸ガス、光、熱に弱く、変色能力は徐々に低下しますので、これも何回まで使えるとは言えません。以下のような点に気をつければ、比較的に能力劣化を遅らせることができますが、再使用はあくまで自己責任でお願い致します。

  1. すぐに再使用する-ジャーを開けて取り出した指示薬を別のジャーにアネロパックと共に入れて密閉、次の培養に移る(…空気に触れている時間が短いので性能低下を小さくできる)
  2. 無酸素にして冷蔵する-すぐに再使用しない場合は、ジャーから取り出しアネロパックとともに袋に密閉し冷蔵庫に入れる(…空気と熱に触れる時間が短いので性能低下を小さくできます)

嫌気培養

Q嫌気要求度の高い菌を上手に培養するにはどういう工夫が必要ですか?

標準型ジャーで培養する場合、剤(アネロパック・ケンキ)を2個入れて早く酸素がなくなるようにすれば、菌が酸素に触れている時間が短くなりますので菌の死滅を減らせます。 パウチで培養する場合は、ジャー用の剤(アネロパック・ケンキ)を使う、パウチ内の空気をできるだけ追い出すといった工夫をすれば早く嫌気状態になり、嫌気要求度の高い菌でも良好に培養できます。さらに培養成績を上げるためには、ジャーをジャーが入る大きなガス不透過のパウチ袋に入れパウチ袋の中(ジャーの外側)に剤をもう1個入れ、空気を追い出して密閉クリップで留めて下さい。培養中に外からジャー内に入ってくる酸素量をほぼゼロにできます。

⇒アネロパック・ケンキについて、詳しくはこちら

⇒角型ジャーについて、詳しくはこちら

⇒パウチ袋、密閉クリップについて、詳しくはこちら 

※この他にも、ご質問事項がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

蒸留装置

トラブルシューティング

Qフラスコの水の沸き上がりが遅くなった気がするが…。原因は?解決方法は?

まず、熱電対センサ保護用ガラス管の中に水滴等が入っていないか確認して下さい。入っていた場合は、取り除いて下さい。また、その他にヒーターのニクロム線の断線またはスイッチボックス(ロバートショウ式)の故障が考えられます。(詳しくは、当社宛お問い合わせ下さい。) 

Qフラスコの水が突沸し、吹きこぼれてしまう。解決方法は?

沸石は必ず入れて下さい。既に入っている場合は、新しい沸石に交換するか、沸石を追加してみて下さい。沸石は水に浸かったままだと効果が弱くなりますので、1日の蒸留作業が終わりましたらフラスコから沸石を取り出して乾燥させてから再度使用することをお勧めします。尚、沸石は大粒の軽石等の使用をお勧めします(例:ふっとう石・大粒500g=関東化学・Cat.No.04457-01)

Qヒーターの温度調節が上手くいかなくなってきた気がするが…。原因は?解決方法は?

まず、熱電対センサ保護用ガラス管の中に水滴等が入っていないか、またセンサがフラスコ試料中に正しく投入されているかをご確認下さい。(水滴等が入っている場合はそれを取り除き、センサが試料に浸っていない場合は試料の中に浸るようにして下さい。)自動温調式のマイコン温調機の場合は設定で入力している数値を変更するだけで改善する場合がありますので、当社宛ご相談下さい。ロバートショウ式温調機の場合はスイッチボックス内の故障が考えられますので、これも当社宛ご相談下さい。

Q操作部のランプが点灯しないが…。原因は?解決方法は?

念の為、電源が入っていることをご確認下さい。電源が入っていてランプがつかない場合、ヒューズ切れ、ランプの玉切れ或いは配線の断線が考えられます。当社宛ご連絡下さい。 

Qガラス器具の洗浄用のブラシはどんな物を使えばよいか?

弊社の蒸留装置用ガラス器具に合わせた洗浄用ブラシを4種類ご用意しました。

⇒詳しくはこちらへ

発注・機種選定の際の注意事項

Q発注時のチェックポイント、必要連絡事項は?

使用電源種類(AC100Vまたは200V)と、電源プラグの形状をお知らせ下さい。

BioBoxシリーズ

パッケージについて

Q梱包時のパッケージングに悩んでおります。教えていただくことは出来ますか?
弊社のこれまでの経験と実績、試験データ等に基づいた情報を開示し、輸送条件、指定温度帯別、コスト別等、最適のパッケージングをご提案致します。
QBioBoxシリーズで1WAY輸送が可能なボックスはありますか?
1WAY輸送用のパッケージングも多数ご用意させて頂きます!
QBioBoxの耐久性は何年ぐらいですか?
ユーザー様の使い方/使用頻度により様々ですが、一般的に3~4年程はご使用頂けると思います。
Q温度帯の異なるものを一緒の箱で運びたいのですが、可能ですか?

BioBoxシリーズは、内箱2槽式対応商品がございます。
内箱自身の断熱能力により内箱間の熱の進入を防ぐ為、それぞれの温度帯を維持して輸送することが出来ます。

温度データについて

Q輸送中の温度データを確認したいのですが、よいアイテムはありますか?

ロガータイプの温度計や、温度と位置情報がリアルタイムで確認できるシステム等も多数ご紹介させて頂きます。

Q72時間指定温度を維持することは可能ですか?

 BioBox Plus / Bioheater にて160時間を越える温度保持実績がございます。

蓄冷蔵/蓄熱材について

Q冬場の2-8℃の維持が困難です。蓄冷材からの冷気、0℃を下回る外気温の影響で検体の凍結に悩まされています。良い方法はありますか?

4℃融点の蓄熱剤サーモパックプラス4℃を使用することで蓄冷剤やマイナス気温による過剰な冷却を防止することが可能です。またBioBoxとの併用で更に効果が高まります。

Q気密性について、不安があるのですが…(嫌気性菌の生えが悪いような気がする、好気性菌が生えてきてしまう)。何か、確認の方法がありますか?

-25℃タイプの保冷剤や、小さい温度差で凍結する特殊保冷剤とBioBoxシリーズの組み合わせで、ドライアイスを使用しない冷凍物流を実現することが可能になります。

保冷バッグVB

モデルナ社製ワクチン移送用

Q外箱(バイアル10本入)ごと収納できますか?

モデルナ社製ワクチンの外箱は、高さがアルミ内箱(SBE-VB-C)よりも1mm程度高いため、わずかにアルミ内箱の蓋が浮きます。
蓋が浮かない形状のアルミ内箱は特注品として対応致します。お問い合わせください。

Qアルミ内箱やバイアルホルダは-80℃冷凍庫で凍結させても良いですか?

アルミ内箱については問題ございません。バイアルホルダは、超低温でのご使用を想定していなかったため、ベースの板とスポンジ部分が剥がれる恐れがあります。バイアルホルダをアルミ内箱に入れた状態で、-80℃冷凍庫に入れるようお願いいたします。

2℃~8℃での移送

Q発泡スチロールの容器内にカビが生えてきました。
冷凍品や冷蔵品を入れますと結露が出て容器内部を濡らします。防カビ剤や80℃以下のお湯で洗って頂くようお願いいたします。
使用後は蓋をずらして保管し、内部を乾燥させることをお勧めしております。
Qアルミ内箱がガタつくのが気になります

緩衝材をご案内させていただいております。
こちらのページの最下部に記載しております。

Qバイアルホルダを冷やしすぎ、板とスポンジ部分が剥がれてしまったのですが、接着剤で接着できますか?

接着剤ベース板の材質はポリエチレン、緩衝材はポリエチレン発泡体となっております。
写真に示す接着剤を用いて接着したものを、ドライアイスで冷却するテストを実施しました。
強い力をかけなければ、ずれる、剥がれる現象は確認されませんでした。

Q保冷剤を積み重ねて凍結させて良いですか?

2枚重ねて凍結試験を行なったところ、12時間以内に凍結をしました。データは示しませんが、4枚重ねでは12時間で凍結しませんでした。スペースの関係で重ねる際には2枚でお願いします。できる限り風通しが良くなるようにしてください。データを以下に示します。
なお、3時間目まで温度が下がり、4時間目にかけて上昇しています。これは「過冷却」と呼ばれる現象です。

積み重ねを回避するための「保冷剤凍結用仕切り」を用意いたしました。

保冷剤凍結試験グラフ

温度試験結果


保冷剤2枚重ね

2枚重ね

Q保冷剤を冷凍庫に入れすぎた時の温度変化の例はありますか?
3℃の保冷剤を1,150g(480gでは45.5枚分)冷凍庫に入れた時の温度変化を測定しました。
-25℃になっている冷凍庫に、保冷剤投入し温度計を設置して測定開始しております。
温度センサは、上部の吹出口、上の棚から2cm下、下の棚から2cm下、最下部の保冷剤2枚重ねの間の4箇所で測定しています。
6時間毎に温度が上昇しているのは、霜取りが自動実行されているためです。
冷凍冷蔵庫のスペックは、冷凍庫244L、冷蔵庫244L、定格商品電力209Wのものを使用しました。
3度保冷剤凍結試験グラフ
Q蓋を開け閉めしたときの温度変化はどのようになりますか(データ更新)
35℃の恒温室内で蓋の開閉を実施しました。
アルミ内箱の蓋を開けている時間は2分、風があると数十秒で8℃以上になるため恒温器の運転は止め無風で行っています。1回蓋を開けると温度が戻るまでに30分程度要しています。

定温輸送容器セット 2-8度温度試験 外気35度グラフ

Qアルミ内箱を2段重ねにしても大丈夫ですか

アルミ内箱を2段重ねにしてセッティングした時の上段と下段の内箱内の温度データを収集しました。

定温輸送容器セット B3案 2-8度温度試験グラフ

Qバイアルホルダをディープフリーザー(超低温冷凍庫)で冷やして大丈夫ですか?

当初、2-8℃でのワクチンの移送のために保冷ボックスを作成しております。そのため、-80℃付近での使用を考慮しておりませんでした。超低温により接着剤の接着力が低下し、スポンジ部が剥がれる可能性が御座います。バイアルホルダを超低温冷凍庫で冷やす際には、バイアルホルダが動かないように、アルミ内箱内に収納した状態で冷やすようお願いいたします。

Q-30℃や-45℃で保冷剤を凍結させた時の使用方法は?

-30℃で凍結させ、15℃で30分放置しましたが冷気を取り切ることができませんでした。20℃で30分放置したところ-20℃で凍結15℃から25℃で30分放置したときと同様の結果が得られました。

定温輸送容器セット B3案 2-8度温度試験グラフ1

 

-45℃で保冷剤を凍結させ20℃で60分放置したところ、-20℃で凍結15℃から25℃で30分放置したときと同様の結果が得られました。

定温輸送容器セット B3案 2-8度温度試験グラフ2

Q-15℃以下で移送したいのですが対応できますか?

お問い合わせを頂き、いくつかのパターンの検討を行っております。
保冷剤を凍結させる温度の制約が厳しくなっています。
保持時間がそれぞれ異なりますので、こちらも考慮ください。

-15℃以下の保冷剤を採用したデータはこちらを御覧ください。

(3度保冷剤6枚)定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験結果グラフ

3℃保冷剤を6枚使用し、-45℃で凍結した場合


(3度保冷剤4枚)定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験結果グラフ

3℃保冷剤4枚と-21℃保冷剤2枚使用し、-30℃で凍結した場合


(-22度保冷剤4枚)定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験結果グラフ

-22℃保冷剤4枚使用し、-30℃で凍結した場合

Q保冷剤を常温で30分放置しないとどうなりますか?(データ追加)

常温で30分放置せずに保冷バッグ内にセットし、5℃と35℃環境下での温度変化を測定しました。35℃環境下では0度になるまで2.5時間程度要しています。

定温輸送容器セット 2-8度温度試験 外気35度グラフ

35℃環境下での内部の温度の変化


定温輸送容器セット B3案 2-8度温度試験グラフ

5℃環境下での内部の温度の変化

Q保冷剤が凍結しているか見分ける方法ありますか?

液体から凍結して固体へ変化しますので、照明ですかして観察する方法があります。凍結した例を以下に示します。

保冷剤が完全に凍結した状態

完全に凍結した状態。

保冷剤の液体が偏り凍結した状態

液体が偏り凍結した状態。上に気相があります。

保冷剤が融解した状態

融解した状態。揺らすと液面が揺れます。

Q3℃の保冷剤の凍結は家庭用冷蔵庫の冷凍室でできますか?

弊社としては-20℃±5℃を推奨しております。家庭用冷蔵庫の冷凍室をお使いいただいて支障ありません。以下に示すデータは家庭用冷蔵庫を用いて取得しています。環境と示された赤線が冷凍室内の温度を示します。

保冷剤凍結試験グラフ

Qアルミ内箱は冷凍した状態で保冷バッグに入れるのでしょうか?

アルミ内箱をセットする時の温度により、保冷される時間が変動することは殆どない(秒の単位)と考えております。但し、国の方針が示されましたらそちらに従って下さるようお願いいたします。

Q保冷バッグの構造を教えて下さい
保冷バッグ|外観

外観

発泡スチロールの箱

発泡スチロールの箱が中に入っています

発泡スチロールの箱の側面

発泡スチロールの箱の側面の厚みは4.5mmあります

発泡スチロールの箱の蓋との嵌合部

蓋との嵌合部

発泡スチロールの箱の蓋の本体との嵌合部

蓋の本体との嵌合部


保冷バッグは、ターポリン製の袋に発泡スチロールの箱を入れたものになります。発泡スチロールの厚みは側面では4.5mmあります。なお、ターポリン製の袋の外側にポケットは付いておりません。

Q市販の保冷剤を使用しても大丈夫ですか?

保冷性能が強すぎ、2℃から8℃の範囲から外れてしまいます。定温輸送容器セット 2-8度温度試験グラフ

-15℃以下での移送

Q真夏の輸送を想定したデータはありますか?

60℃での温度試験をSBE-500W-25、SBE-500I-25の2種類で行いました。共に10時間程度-15℃以下を保持しました。

SBE-500I-25定温輸送容器セットB3案-15度以下温度試験グラフ

SBE-500I-25


SBE-500W-25定温輸送容器セットB3案-15度以下温度試験グラフ

SBE-500W-25

Q発泡スチロールの容器内にカビが生えてきました。
冷凍品や冷蔵品を入れますと結露が出て容器内部を濡らします。防カビ剤や80℃以下のお湯で洗って頂くようお願いいたします。
使用後は蓋をずらして保管し、内部を乾燥させることをお勧めしております。
Qバイアルホルダを冷やしすぎ、板とスポンジ部分が剥がれてしまったのですが、接着剤で接着できますか?

接着剤ベース板の材質はポリエチレン、緩衝材はポリエチレン発泡体となっております。
写真に示す接着剤を用いて接着したものを、ドライアイスで冷却するテストを実施しました。
強い力をかけなければ、ずれる、剥がれる現象は確認されませんでした。


保冷剤凍結試験グラフ

温度試験結果


保冷剤2枚重ね

2枚重ね

Qアルミ内箱を2段重ねにした時の温度データはありますか?

-25℃保冷剤4枚を-40℃で凍結しセットし、35℃環境での温度変化のデータをお示しします。

定温輸送容器セット-15度以下温度試験グラフ

Q箱を開閉したときのデータはありますか?

-25℃保冷剤4枚を-40℃で凍結させ使用しました。
35℃の恒温室内で2分間2回開閉を行いました。
1回開けると温度が戻るまでに30分から40分要しています。

定温輸送容器セット2~8度温度試験外気35度グラフ

Q-25℃の保冷剤を-30℃で凍結させることはできますか?

弊社での試験は、以下に示す機器を用いて保冷剤の凍結温度や試験環境温度を調整し試験をしております。
https://www.espec.co.jp/products/env-test/pj/
この環境において、-25℃の保冷剤は12時間くらいで凍結することを確認しております。

通常の-30℃の冷凍庫ですと、空気の滞留がないため数日放置し凍結させております。

恒温槽を用いて-30℃で凍結させた時のデータを示します。

-22℃の保冷剤ですと-30℃の冷凍庫が推奨されています。

定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験グラフ

Q-15℃以下を24時間保持することはできますか?

-25℃の保冷剤を7枚使用することで35℃環境で28時間-15℃以下を保持しました。保冷剤の凍結は-40℃で実施しています。

定温輸送容器セット B3案 -15度以下温度試験グラフ

Q保冷剤を-80℃冷凍庫で凍結させたいのですが?

保冷剤の容器が硬化するため落とした時に割れる可能性が御座います。取り扱いにご注意ください。
融解した大量の保冷剤を-80℃冷凍庫に入れますと、冷凍庫の温度が上昇し他の冷凍品に影響を及ぼす可能性があります。少量ずつ入れる、他の冷凍庫である程度冷やしてから入れるなどの工夫をお願いいたします。
また、-80℃冷凍庫に入れたものを取り出す際には手袋を使用してください。

Q-15℃以下で移送したいのですが対応できますか?

お問い合わせを頂き、いくつかのパターンの検討を行っております。
保冷剤を凍結させる温度の制約が厳しくなっています。
保持時間がそれぞれ異なりますので、こちらも考慮ください。
この他にも検討を行っております。お問い合わせください。

定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験グラフ

3℃保冷剤を6枚使用し、-45℃で凍結した場合


定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験グラフ

3℃保冷剤4枚と-21℃保冷剤2枚使用し、-30℃で凍結した場合


定温輸送容器セット B3案 -25~-15度温度試験グラフ

-22℃保冷剤4枚使用し、-30℃で凍結した場合

Qアルミ内箱やバイアルホルダは-80℃冷凍庫で凍結させても良いですか?

アルミ内箱については問題ございません。バイアルホルダは、超低温でのご使用を想定していなかったため、ベースの板とスポンジ部分が剥がれる恐れがあります。バイアルホルダをアルミ内箱に入れた状態で、-80℃冷凍庫に入れるようお願いいたします。

新型コロナウイルス検体採取・輸送・ワクチン関係

新型コロナウイルス検体採取・輸送・ワクチン関係

Q商品の在庫について教えて下さい。

<カテゴリーB対応検体輸送用品>
ご注文いただいてから1週間以内でお届けできるよう手配をしております。
バリアパウチ、バリアボックス、吸水バッグにつきましては国内生産品であり、急激な注文量の変動がありましても順次入荷する体制を維持しております。

Q注文しましたが、納期はいつ頃になりますか?

<カテゴリーB対応検体輸送用品>
ご注文いただいてから1週間以内でお届けできるよう手配をしております。

Qブレイクポイントがないスワブの使い方を教えて下さい。

当初、検査にはブレイクポイント付きのスワブをおすすめしておりましたが、在庫逼迫のためブレイクポイントなしのスワブをお使いいただく場合があります。その際には、綿球部分を輸送液に差し込んだあとチューブの高さ程度の長さで軸をニッパーまたはハサミで切断し輸送液のキャップを締めてください。

以下の動画を参考ください。(百日咳の検体採取用説明動画)
https://www.youtube.com/watch?v=zqX56LGItgQ

Q透明なチューブに入ったスワブの使い方を教えて下さい。

ドライトランスポートシステムのスワブは、検体採取時にスワブをチューブから引き抜き、検体を採取します。ウイルス輸送液に懸濁する際には、採取液の入った試験管にスワブを差し込み、ブレイクポイントで折ってください。ブレイクポイントがない場合には、ニッパーやハサミで切断してください。

以下の動画が参考ください。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMvcm2010260?query=featured_coronavirus

Qユニトランズ-RT トランスポート・システムの在庫状況は?

UT-116 、UT-117については在庫ございます。
それ以外の品目につきましては、世界中から引き合いがあり、入荷の見通しがたっておりません。
ハイドラフロック・スワブまたはドライトランスポート・システムウイルス輸送液を、組み合わせてのご使用をお願いしております。

Qドライアイスで冷やして輸送したいのですが

三次容器としてバリアボックス5をお使いの場合には、保冷容器を用意して頂き三次容器とドライアイスを並べて入れることをお勧めしております。
必要とするドライアイスの量は、輸送時の温度や輸送時間によって必要量が大きく変動するため判断致しかねます。ご了承ください。

二次容器は密閉されます。二次容器内にはドライアイスを絶対に入れないでください。
貨物自動車運送事業者を利用して検体などを送付する場合の包装に関する遵守事項(令和2年4月14日策定)

QカテゴリーAとカテゴリーBの違いは?

※ 国立感染症研究所翻訳・監修版WHO/CAS/CRS/YLO/2007.2より抜粋・引用

詳しくは、直接担当営業までお問合せ下さい。
(株式会社スギヤマゲン 微生物事業部・機能容器事業部 mail@sugiyama-gen.co.jp