炭酸ガス培養とは
炭酸ガス要求菌とは、発育に一定の炭酸ガスを必要とする、または培養環境中に5~10%程度の炭酸ガスが存在した方が旺盛に発育する菌のことです。炭酸ガス要求菌を培養するには、培養環境中の炭酸ガス濃度を上げる必要があります。
アネロパックなら、水・触媒や、高価な装置を使用せずに、炭酸ガス濃度5%前後の環境を作り出すことができ、炭酸ガス培養を手軽に行なうことができます。
アネロパック・CO₂
炭酸ガス培養を手軽に行えます。
剤が容器内に5%前後のCO₂を発生し、炭酸ガス要求菌(ヘモフィルス、ナイセリア等)の発育を促進します。
CO₂インキュベーターがなくても、通常のインキュベーターで炭酸ガス培養が行えます。
Streptococcus属やBranhamella catarrharisなどの呼吸器感染症起因菌の検索にも有効です。(第9回日本臨床微生物学会)
2.5Lに1枚入れてお使い下さい。
アネロパック・CO₂によるガス濃度変化の例
アネロパウチ・CO₂
検体の輸送用にも便利です。
1枚でΦ90mm平板2枚用です。
(培地が1枚の時は空のシャーレーを1枚追加して容積を一定にして下さい。)
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炭酸ガス要求菌について
Neisseria〈淋菌・髄膜炎菌)やHaemophilus(インフルエンザ菌)など一部の細菌は、好気的にも発育しますが、環境に5~10%程度の炭酸ガスが存在するとより旺盛に発育します。また、発育に一定の炭酸ガスを必要とする細菌もあります。(Brucella属など)。
培養ガス濃度:炭酸ガス=5~10%前後
代表的炭酸ガス要求菌
Neisseria属
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Neisseria gonorrhoese〈淋菌) Neisseria meningitidis(髄膜炎菌) |
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Haemophilus属 | Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌) |
Brucella属 |
剤と容器の対応表
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剤と容器の対応表はこちら
PDFファイル(2022-08-02 ・ 261KB)
カタログダウンロード
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アネロパックシリーズ・価格表 JAN付き
PDFファイル(2023-08-07 ・ 337KB)
アネロパック使用方法
※撮影協力:株式会社ミロクメディカルラボラトリー
価格表
商品名 | 商品番号 | 商品構成内容 | 価格(円/税別) |
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アネロパック・CO2 | A-61 | 剤×20個 | 4,500 |
アネロパック・CO2 | A-62 | 剤×40個 | 8,600 |
アネロパウチ・CO2 | A-63 | 剤×20個 | 4,200 |
※製品ページに掲載している価格は全て(税抜き)です。
剤─容器(ジャー/パウチ)対応表
剤の種類 | 対応する容器 (ジャー/パウチ)種類 |
剤使用個数 | 使用するクリップ | 収納シャーレ枚数 (Φ90mm) |
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アネロパック・CO2 | 角型ジャー標準2.5L(A-110) | 1個 | — | 10~12枚 |
角型ジャー大型7.0L(A-112) | 3個 | — | 36~42枚 | |
アネロパウチ・CO2
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角型ジャー薄型420ml(A-111) | 1個 | — | 2枚 |
Wチャック付きパウチ袋(A-65) | 1個 | — | 2枚 | |
パウチ袋(A-58) | 1個 | A-72 | 2枚 |
※アネロパウチ・CO2とパウチ袋の組み合わせで使用する場合は、必ずシャーレを2枚入れて下さい
(1枚だけ培養する場合でも、空のシャーレをもう1枚入れて下さい)。