BIONIX 低酸素培養キット

Collabolation of Bioscience and Electronic

CO2耐性O2センサー搭載のO2メーターを使用した、ニューバイオニクス(nBIONIX)が完成。 センサー寿命は3倍に伸びました。

O2濃度の調整が自由にできます。

低酸素培養キット
がん細胞を培養するには低酸素環境が必須で、これまでは特殊なCO2インキュベーターをはじめ、炭酸ガスの他に窒素ガスや混合ガスなどのボンベが必要な大掛かりな装置が要求されてきました。
それらはイニシャルコストもランニングコストも高価な割りに、低酸素環境を求めようにも通常0.5%が限度で、多くの場合、2%前後にしか到達・維持することができません。
低酸素培養キットは、簡単・便利・迅速・低コストで低酸素培養を行えます。《ガスバリア性パウチ袋》と《ガス濃度調節剤》を用い、0.1~15%の濃度範囲で希望するO2濃度に調節しつつ培養することができます。

操作手順

  1. 《ガスバリア性パウチ袋》の奥へ《O2メーター》を入れ、そのすぐ横に培養液を満たしたシャーレを置きます。
  2. 《ガス濃度調節剤》のアルミ袋を開封して内袋を取り出し、下図のラインAより入口付近に置き、
  3. ラインBを《クリップ》を用いて密封すると、パウチ内のO2はわずか十数分で吸収され、低酸素環境が創出されます。
  4. O2メーターの目盛を監視し、十数分後、希望するO2濃度に近づいた時点でシャ-レ内の空気をパウチ内の空気と入れ替えます。その後、再度希望するO2濃度よりやや低くなったら、ラインAをクリップで封鎖してO2吸収をストップさせます。
  5. もしパウチ内のO2濃度が希望する濃度より高くなったり低くなり過ぎた場合は、別途、若干の操作が必要になります。ご相談下さい。
  6. この培養方法に用いられる器材類は、《ガス濃度調節剤》以外は繰り返し使用できるので、イニシャルコストもランニングコストもきわめて低く抑えられます。
 

(BIONIX-1の写真)

操作手順

キットの内容

商品構成 BIONIX-1(nB-1) BIONIX-2(nB-2) BIONIX-3(nB-3)
1.《ガスバリア性パウチ袋》 小(W155 × L330)
(20枚)
中(W220 × L300)
(20枚)
大(W250 × L400)
(20枚)
2.《ガス濃度調節剤》 (20個) (20個) (20個)
3.《O2メーター》 (1台) (1台) (1台)
4.《クリップ》 17L(3本) 24L(3本) 28L(3本)
価格(円/税別) 49,000(59,000) 50,000(60,000) 51,000(61,000)
( )内はCO2耐性O2センサー搭載のO2メーター( OXY-2 )使用の n BIONIXの価格(センサー寿命はこれまでの3倍=約3年)
小型CO2メーター
品番・商品名 数量 価格(円/税別)
1. A-58 パウチ袋 ・小(W155 × L330) 40枚 4,400
2. A-92 パウチ袋 ・中(W220 × L300) 30枚 4,800
3. A-93 パウチ袋 ・大(W250 × L400) 30枚 6,300
5. A-07 ガス濃度調節剤 20個 8,000
6. 板ゴム(両面テープ付)
15 × 29cm or 15 × 14.5cm
2枚 or 4枚 2,000
 
ガス濃度計 数量 価格(円/税別)
1. O2メーター(OXY-M)(140g) 1台 38,000
2. O2メーター(OXY-2)(110g) 1台 48,000
3. 小型CO2メーター(130g) 1台 180,000
4. O2/CO2メーター(500g) 1台 590,000

BIONIXを使用して発表された論文の例

  1. 戒田篤志、三浦雅彦 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科
    Differential Dependence on Oxygen Tension during the Maturation Process between Monomeric Kusabira Orange 2 and Monomeric Azami Green Expressed in HeLa Cells ( BBRC 421 (2012) 855‐859 )
  2. 糸井史陽、野老美紀子他 神戸・理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター ゲノム・リプログラミング研究チーム
    Offspring from Mouse Embryos Developed Using a Simple Incubator-Free Culture System with a Deoxidizing agent (PLOS ONE Oct.2012 Vol 7 Issue 10 e47512)

このほかにもBIONIXで使われているアネロパック・ケンキ5%という細胞の低酸素実験用のガス濃度調節剤を使って細胞の虚血実験をした論文は多数発表されています。
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