ハイバキューム缶・キミツの説明

キミツとは・・・

<キミツ>は、きわめてすぐれた耐高真空性能を持つフルオープンタイプのステンレス缶で、独特な 構造の二重パッキンが、缶内の真空度の上昇に従って缶の上縁とフタの間にクサビ状にくいこんで行 き、さらにタイトにシールします。
 
<キミツ>は、使う場所、入れるモノを選ばない、コスト・パフォーマンスの高い多目的のスペシャ リティ缶として、保存用に、輸送用に、あるいはプラントの一部などに、その用途をひろげています。
高真空用の両路開閉型カプラで、ソ ケットとプラグに内蔵したバルブが 働き、切り離した時もリークしませ ん。0.13Pa(L/sec)。
二重のパッキンが、真空に引けば引 くほど缶とフタの間にクサビ状にくいこんで行き、しっかりとシールします。
リークの原因のほとんどはパッキン に付着したゴミやヨゴレです。常に クリーンな状態に保ってください。

用途

半導体その他電子部品・フィルム・ディスク・紙製品・医薬品・化粧品・香料・化学品・インク・塗料・セラミッ ク・新素材・生鮮食品・乳肉・バイオ試料・分析用試料・飲料水・文化財等々の保存・輸送など

特長

「高級ステンレス(SUS304 製)」のため
  • 板厚1.5mm ながら、缶の胴体はリブで補強し、フタと底は内側へ湾曲成型してありますので、-0.1MPa(ゲージ圧)の真空下でも座屈しません。
  • ガスバリア性がきわめて高く、湿気除去や光線遮断もほぼ完璧です。
  • 薄肉・単壁のため熱伝導が良好で、内容物を素早く加熱もしくは冷却できます。
  • プラスチックと異なり、静電気に対する心配がいりません。
  • 積み重ねを考慮してフタと底をデザインしてあり、荷崩れせずに輸送・積載できます。
「超広口のフルオープンタイプ」のため
  • 胴体の溶接面のラップや底部の隙間がなく、簡単に洗浄・スチーム殺菌できます。
  • ガスケットはシリコンゴム製で、簡単に取りはずして洗浄・スチーム殺菌できます。
  • 缶とフタはリングクランプを締めるだけで固定でき、作業能率があがります。
  • 缶内にラックやトレーを入れ、細かいモノをのせて立体的に収納できます。
「ワンタッチ方式のカプラ採用」のため
  • 真空ポンプやガスボンベと配管し、簡単に真空引き+不活性ガス置換、あるいはガス燻蒸などができます。
  • 真空圧ゲージや正負圧ゲージを取りつけて、缶内圧をモニターできます。
  • バリアカットを取り付けて缶内圧を外気圧に戻すと、簡単にフタを開けられます。
密閉方法 開封方法 内圧測定 使用後

変形のチェックやガスケットのズレな ど、いくつかの点に注意するだけで、 密閉も簡単に行えます。
  1. 天ブタや本体開口部などに変形が無 いかをチェックし、天ブタに上部ガ スケットをズレのないように装着し ます。
  2. 内容物を缶内に入れます。その際、 上から約85mm の空間を取ってお くことが必要です。
  3. 缶の上縁に本体ガスケットを装着し ます。内容物が開口部に付着しない ように注意し、布などで開口部を拭 いてから装着します。
  4. 天ブタを閉めます。ガスケットがう まくかみ合うよう手前から徐々に閉 め、リングを装着して完了です。輸 送時の振動などでネジのゆるみが起 きないよう、カプラープラグをトル クレンチなどでしっかりと締めま す。また、カプラープラグの保護の ため、デイブモールキャップが付い ています。
  1. サイドレバーバンドのストッパーを 外し、レバーを引いて本体から取り 外します。
  1. 天ブタ中央のカプラープラグにバリ アカットを差し込みます。バリア カットのスリーブ部分を指先で上に 引っ張ったまま押し込めば簡単に差 し込めます。(カプラープラグに傷 を付けないよう注意が必要)バリア カットを通して空気が缶内に入り、 内部が大気圧に戻ります。
  2. 天ブタを開けます。ガスケットにキ ズをつけないよう注意が必要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 圧力ゲージの目盛りが0 になって いるかを確認します。口径内の弁を 棒などで押せば、針は簡単に0 に戻 ります。
  2. バリアカットの装着と同じように、 圧力ゲージのスリーブを引き、カプ ラープラグに差し込みます。しっか り差し込んだら手を離し、圧力を チェックします。
  1. スリーブを引いて圧力ゲージを外し ます。ゲージはカプラープラグから 外したあとでも数値が読めます。 漏洩の原因となるおそれがありますの で、圧力ゲージは付けたままにしない よう注意が必要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 使用後は、本体ガスケットと上部ガ スケットを外し、クリーニングしま す(開いたとき、両方のガスケット が密着している場合もあります)。
  2. ガスケットのクリーニングは柔らか い布か、アルコールに浸した布で、 また、スチームを当てるなどして殺 菌できます。
  3. 本体と天ブタを洗浄します。ステン レス製なのでスチームを当てて殺菌 できます。